1962年に大阪府和泉市で創業の堀田カーペットは、ウィルトン織機でウールカーペットを作り続けています

お手入れ

ループパイルカーペットにできた毛玉の処理方法

    ラグやカーペットのパイル(毛足)にはループパイルとカットパイルの2種類のかたちがあります。ループパイルとは、文字通りカーペットの表面の毛足がループ状になっていルもので、カットパイルとはそのループ状の毛足をカットしたものです。

    カットパイルの場合、遊び毛と呼ばれるウール特有の細かい毛が発生しやすく、汚れは入りやすく落ちやすい特徴があります。

    ループパイルの場合、遊び毛は発生しにくく、汚れは入りにくいが落ちにくいのが特徴です。

    基本的なメンテナンスに関しては、パイル形状を問わず掃除機をかけるだけで十分ですが、ループパイルの場合、長年使っていると摩擦により遊び毛が絡まり、表面に毛玉ができてしまいます。

    毛玉だらけになってしまうとせっかく買った高価なウールカーペットが台無しですよね。

    そんなわけで今回はループパイルカーペットの毛玉の除去についてお話したいと思います。
    今回の実験用に毛玉だらけの生地サンプルを用意しました。

    今回使うのは・・・衣料用の毛玉取り機です。

    カーペットの素材や毛足の長さ、密度によっては使えないケースもあり、丁寧かつ慎重に扱う必要があります。弊社のカーペットであれば、毛足が短く、高密度に織っているので、細かなことは気にせず、しっかり押し当てて問題ありません。

    実際に毛玉をとる作業をしてみます。

    しっかり押し当てて毛玉をとる。ただそれだけです。

    サンプルのサイズは20×30cmですので、ものの2〜3分程度でこの通り毛玉が取りきれます。毛玉だけでなく、毛玉になるまえのモサモサとした毛羽もとれ、スッキリした表情になりました。

    ゴミタンクの中身を取り出してみると・・・かなり取れていますね。

    カーペットの毛玉や毛羽立ちが気になったときにはぜひ試してみてください。
    見違えるほどきれいになります。