DICTIONARY
これまでDictionaryでは、ウールカーペットの魅力や、メンテナンスの方法、施工方法などをご紹介してきましたが、今回はそもそも堀田カーペットって何が良いの?他と何が違うの?という点についてご紹介いたします。
1.素材
堀田カーペットの商品は、すべてのブランドでウール素材を主原料にしています。ウール素材は、メンテナンス性に優れ、汚れがつきにくく落ちやすい素材です。カーペットでお客様が一番心配されるのが「汚れ」ですが、ウール素材を使っていただくことで、長く美しくお使いいただけます。実際にキッチンやダイニングでも使用できます。
その中でも、堀田カーペットが使うウールは、世界中から厳選したものを使っています。一般的なウールカーペットは、ニュージーランド産のウールがほとんどなのですが、弊社では様々な産地のウールを使用しています。
例えば…
- アパレルのウールとして使われ、なめらかで柔らかくみずみずしいオーストラリアやスペインのメリノウール
- ハリスツイードなどの生地でも使われており、膨らみがあって独特のツヤがあるイギリス産ウール
- 荒々しさが特徴で自然の風合いがのこるブルガリアのウール
など。各地のウールの特徴を活かし、ものづくりをしています。
厳選された素材で、紡績、撚糸、染色をしていきますが、素材、太さ、撚糸をかけ合わせたオリジナルの糸を30種類以上持っています。これらの素材を用い、製織することで、様々なテクスチャーの商品を生み出しています。
2.つくりかた
堀田カーペットのwoolflooring Roll、COURTのFisherman’s Court、College Courtのシリーズは「ウィルトン織機」というイギリスの産業革命の時代に開発され、日本で改良が加えられた古い織機を使っています。
現在、多くのカーペットは「タフテッド」と呼ばれる「刺繍」の技法でつくられていますが、ウィルトン織機でつくられているウィルトンカーペットは、経糸と緯糸が交差して織り合わされる「織物」でつくられており、耐久性に大変優れたものになっています。
ウィルトン織機は、幅10m、長さ20mほどの織機で、最大で10,000本の糸を一緒に織っていきます。ウィルトン織機自体をつくるメーカーも現在ではなくなっており、自社の職人が丁寧にメンテナンスをしながら使っています。ウィルトン織機を保有している会社は日本に4社で、国内にある織機は20台ほどしかなく、希少性が高いです。
ウィルトン織機でつくられるウィルトンカーペットは、この織機でしか織れないテクスチャーや、この織機でしか使えない糸もあり、様々なデザインを表現できます。弊社では、ウィルトン織機ならではの表現を活かした商品を展開しております。
弊社の商品は、オリジナルブランド以外にも、5つ星ホテル、ブランドショップ、国際会議場、電車など、土足で利用する数々の場所にも敷き込まれています。ウール素材の優れたメンテナンス性と、ウィルトン織機でつくられる耐久性が評価され、ご採用いただいています。
3.密度
堀田カーペットの商品は、密度の高い商品です。一般的に良いカーペットというと、「毛足が長いカーペット」というイメージをもたれるお客様もいらっしゃいますが、カーペットを長く美しく使うには、「密度」が大変重要な要素です。
弊社の商品は比較的毛足が短い商品が多いですが、高密度で織っているため、すぐにへたってしまうことがなく、土足でも対応できます。(COURTシリーズ、WOOLTILEシリーズは土足使用はおすすめしていません)
素材、つくりかた、密度。これら3つの要素は、なかなかウェブサイトやカタログだけでは伝わりにくいですが、ホテルに宿泊するときやブランドショップなどに訪れたときに感じる床のふかふかさや、非日常の演出を感じていただくときに、この3つの要素が空間に大きく影響しているのを実感していただけるかと思います。
弊社の商品は、メンテナンスを丁寧に行っていただくことで、長く美しく使えるカーペットです。ぜひ皆様の暮らしの選択肢として、堀田カーペットをご検討いただけると大変うれしく思います。