1962年に大阪府和泉市で創業の堀田カーペットは、ウィルトン織機でウールカーペットを作り続けています

選び方

ウールラグの素材と特性。ライフスタイルにあわせた選び方

    インターネットの普及により、様々な情報がスマホで簡単に入手できる便利な世の中になりました。
    しかしながら、世間の関心が低いことに関してはなかなかネット上でも情報がみつからなかったり、関心が高いことでも溢れ出る情報の中から正しい情報、自分にあった情報を見つけ出すことは困難かもしれません。

    わたしたちはよくお客様やお店のスタッフさんから「ラグって何を基準に選んだらいいのですか?」と聞かれます。
    確かにラグに関する情報、特に選び方の基準などの情報はなかなかみあたりません。
    今回は前半でそれぞれの商品の特性を紹介し、後半でライフスタイルにあわせたラグの選び方をご案内いたします。

    皆さまのラグ選びの参考になれば幸いです。

    ①Knitting

    Knitting CAMEL

    セーターのような編みの模様が特徴的なKnitting。
    単なる無地でプレーンなものではなく、単色でおちつきはあるけど、少しアクセントにもなる。そんな編み目模様が特徴の商品です。

    比較的薄くてしっかりとした商品なので、夏に暑いイメージがあるウールですが、視覚的にも爽やかに感じていただけるのではないかと思います。
    (ウールは調質性能が高く、夏場も爽やかにお使いいただけます)

    ②Local Wool

    Local Wool LIGHT BEIGE

    5カ国の羊毛それぞれの色の違いを染色せずに自然に表現したLocal Wool。
    厚みがあり、弾力性に優れていることが特徴です。
    色によって産地や羊種が異なるため程度差はありますが、座ったり、寝転がったりしても床の硬さを感じさせない弾力感があります。

    ③British Colour

    British Colour TAN

    イギリスの風景やファッションをコンセプトにしたカラーを展開したBritish Colour 。
    厚みがあり、弾力性に優れていることが特徴です。Local Wool以上の密度と反発力のある商品なので、床の硬さを感じさせません。

    テクスチャー違いの「British Colour Tipshearing」と、柄違いの「Frame」も同じ糸を使った弾力性に優れた商品です。

    ④WOOLTILE for Home

    マスタード/スラッシュ

    ウールタイルは底部にクッション材がある

    滑り止め加工が施されたWOOLTILE for Home。
    厚手のクッション材がついたタイルカーペットです。クッション性がよく、収納性にも優れています。また、汚れた箇所のみ交換することができます。

    上記の特徴を踏まえ、ライフスタイルやご家庭の状況にあわせたおすすめをまとめました。

    ペットとの暮らしを楽しみたい方

    カーペットの上に気持ちよさそうに寝る犬

    Local Wool(※) /  British Colour Cut / WOOLTILE for Home

    毛足が輪になったループパイルの商品の場合、ペットが爪を引っ掛けてしまい、爪や足を痛めてしまうことがあります。ペットとの暮らしを楽しみたい方にはカットパイルの商品をおすすめします。

    ※Local WoolはGREY・BROWNを除く

    ロボット型掃除機で掃除の手間を省きたい方

    掃除ロボット・ルンバと相性のよいカーペット・ラグ

    Knitting

    ロボット型掃除機の場合、一般的な掃除機に比べて、タンク容量が小さいという特徴があります。そのため、遊び毛が出やすいラグでは正常に機能しない可能性があります。ロボット型掃除機を使いたい方には薄く、遊び毛の出にくいラグがおすすめです。

    衛生面が気になる方

    Knitting GREY

    Knitting

    ラグはご家庭での洗濯ができないものがほとんどで、衛生面が気になる方も多くいらっしゃると思います。Knittingであれば、比較的軽く、持ち運びやすいので、ベランダで天日干しなども簡単です。持ち運びが難しい重たい商品では、スプレー式の除菌消臭剤や特にスチームクリーナーが効果的です。

    季節ごとに模様替えを楽しみたい方

    WOOLTILE for Home

    季節ごとにカーテンやクッションカバー、ラグなどファブリックの素材や色柄を変えて季節感を楽しみたい方には収納性にすぐれた商品がおすすめです。WOOLTILEであれば50cm角の商品を積み重ね、どちらもコンパクトに収納することができます。

    床に座りたい・寝転がりたい方

    カーペットの上で気持ち良さそうに寝るこどもLocal Wool / British Colour / WOOLTILE

    ソファーを置かず、床に座わったり、寝転がりたい方。ソファーにも座るが床にも座る方。お子様のお友達が集まる家。そんな方やご家庭におすすめなのが、底付き感のない、クッション性の良いラグです。大きめなサイズで敷いておけば、なにかと便利です。

    集合住宅で階下への音が気になる方

    キッズスペースの DIYカーペットの上で遊ぶ子供Local Wool / British Colour / WOOLTILE for Home

    フローリングの防音性能が高くなっているものの、やはり階下への音が気になる。そんな方にはクッション性の良いラグがおすすめです。遮音等級データはありませんが、フローリングの上に敷くことで効果が高まることは間違いありません。

    ダイニングテーブルの下にラグを敷きたい方

    敷かれたウールタイルとリビングテーブルWOOLTILE 

    リビングとダイニングが一体になったスペース、LDKが間取りの主流になる中、リビングスペース、ダイニングスペースをバランス良く見せるために、ラグには優れたゾーニング効果があります。また、実用面では椅子を引く音や、カトラリーの落下音を吸収する効果があり、ダイニングテーブルの下にラグを敷く方も多いと思います。

    ダイニング用のラグとしては、薄手で段差になりにくく、食べこぼしなどが入り込みにくい目詰まりの良い商品で、汚れにくく、汚れが落としやすいものがおすすめになります。

    WOOLTILEは少し厚手ですが、汚れた部分を交換できるメリットがあります。

    その他では、「結露しやすい部屋」「音が反響しやすい部屋」ではどのウールラグを選んでも効果を発揮してくれますし、広い面積で敷いていただくと、より効果的です。

    ライフスタイルが多様化する中、多くのライフスタイルや生活シーンが存在するため、上記はほんの一例になりますが、皆さまのラグ選びの一助になれば幸いです。

    ・WOOLRUGのラインナップ・詳細はこちら
    https://shop.hdc.co.jp/collections/woolrug

    ・WOOLTILEのラインナップ・詳細はこちら
    https://shop.hdc.co.jp/collections/wooltile-for-home