OUR FACTORY
01
素材を吟味する
堀田カーペットでは、全ての商品にウール(羊毛)を使用しています。羊は世界に3000種類生息しているといわれ、それぞれの種類によりその毛並みや質感、色、膨らみなどの異なった特徴が見られます。私たちは協力紡績工場と一緒に、様々な羊毛の種類から素材を吟味します。
02
糸を紡ぐ(紡績工程)
吟味されたウールをどれくらいの太さの糸に仕上げるかを検討し、紡績工場で1本の糸へと紡ぎます。世界中から集められた羊の綿が、自然の中で混ざった雑草などを取り除かれ、均一な太さの糸になるのです。
03
糸を撚る(撚糸工程)
紡績された1本の糸を、何本撚り合わせるのか?どれくらい撚るのか?を検討し、最終的な糸を完成させます。素材、紡績、撚糸、この組み合わせだけでも無限の可能性を秘めているのが、ウールの特徴です。
04
糸を染める(染色工程)
05
糸を繰る(ワインダー工程)
06
段取り(コマ付)
07
製織
いよいよ製織工程です。カーペットを作リ出すウィルトン織機は、1800年代のイギリス産業革命の時代に開発された歴史的な織機です。堀田カーペットでは50年ほど前に日本で生産されたウィルトン織機を何度もメンテナンスをしながら大切に使用しています。この特別なウィルトン織機をつくっている会社は、現在世界でもヨーロッパに数社残るだけです。これからも、今ある織機を丁寧にメンテナンスしながら使っていかなければなりません。
製織工程ではウールの糸だけではなく、表面からは見えない糸も含めて最大10000本くらいの糸を同時に織り込んでいきます。シャトルと呼ばれる緯糸(ヨコ糸)を飛ばす道具、ジャカードと呼ばれる柄出し装置、織機のセットアップ、少しでもタイミングが狂うと織ることができません。ウィルトン織機は、「織工」と呼ばれる職人が、1台に対して1人必ず必要です。織工は目で糸を確認し、耳で織機の音を聞き、感覚を研ぎすませながら製織していきます。一人前の職人になるには10年ほどの年月がかかります。
08
補修
09
加工
補修工程が終わると、協力工場にカーペットを運び、カーペットの裏側に糊を塗ってもらいます。製織されたばかりのカーペットは張りがなく、シワクチャのハンカチのようなイメージです。それを裏側に糊を塗ることで張りを出すとともに、糸を抜けにくくしています。
10
検査出荷、刺繍
加工工程から戻ってきたカーペットは、堀田カーペット倉庫に入荷され、検反作業、修正作業を行います。補修工程で刺繍した糸が綺麗に補修されているか?等を確認しながら、見落とした部分などがあれば修正します。完成されたカーペットはお客様のご依頼に基づきカットをし、出荷の準備を致します。
ラグとしてオーダーが入った場合は、ミシンを使い、カーペットのホツレを防止するための刺繍作業が行われます。刺繍の方法によっても様々なラグをつくることができます。
ラグとしてオーダーが入った場合は、ミシンを使い、カーペットのホツレを防止するための刺繍作業が行われます。刺繍の方法によっても様々なラグをつくることができます。
様々な工程でつくられるウィルトンカーペットは、出荷された後もまだまだ人の手により作られていきます。敷き込みカーペットの場合は施工職人によって、お部屋全体に綺麗に敷き込んで初めてお客様にお引き渡しができます。
その後もお客様の丁寧なメンテナンスによって長く愛される商品へと作られていくのです。
その後もお客様の丁寧なメンテナンスによって長く愛される商品へと作られていくのです。