太い糸と細い糸を混ぜ、単調になりがちな無地のカーペットにテクスチャーをつけました。表面のランダムな凹凸が空間に心地よいリズムを生み出します。グレイッシュなカラー展開は暖かいウール素材にクールな印象も同時に感じさせます。
施工マニュアル
woolflooringは、ウィルトンという「織物」織機でつくられた、ウール素材をつかったカーペットブランドです。耐久性があり、メンテナンス性にも優れ、「長く美しく使えるカーペット」です。その指標を6 つにまとめています。評価の基準として、「ホテルのカーペット」を「3 」としています。なおこの評価は当社独自の、設計上の評価によるもので、使用環境、頻度等で異なる場合があります。
「毛足の長さ」、「目付」、「テクスチャー」の3つの項目で評価しています。この項目は密度があって毛足が長いものが、高く評価されてしまいますが、「踏み心地」ですので、低いから悪いわけではありません。薄くて張りのあるカーペットの踏み心地も良いものです。ぜひサンプルなどで実際に踏み心地をご体感ください。
「動的荷重による厚さ減少率」、「圧縮率」、「意匠性の変化」の3つの項目で評価しています。シンプルに「3」はホテルの客室程度、「4」はホテルの宴会場でも使える耐久性があります。すべてのカーペットは土足で使用していただいて問題ない仕様になっています。
「ウール混有量」、「テクスチャー」、「目付」の3つの項目で評価しています。この項目は、「汚れの付きにくさ」を評価したもので、ウール素材の特徴を端的に表現しています。ウール比率が高く、ループ形状で、目付が高いものが高く評価され、汚れがつきにくいカーペットと言えます。
「遊び毛量」、「テクスチャー」、「染色方法」の3つの項目で評価しています。防汚性が「汚れにくさ」に対し、メンテナンス性は「汚れの落ちやすさ」や掃除のしやすさを評価しています。適切に遊び毛がでて、カット形状で、汚れが目立ちにくいものが高く評価され、メンテナンス性に優れていると言えます。
「テクスチャー」、「胴継ぎ可否」、「特殊加工」の3つの項目で評価しています。そもそもウィルトンのロールカーペットということで、職人の数がかなり減っているので、施工難易度は高い商品です。それに加え、ループ商品、縦横がはっきりとわかるストライプ商品は、柄合わせが難しく施工難易度が高い（評価が低くなる）商品です。
「織組織」、「糸種」の2つの項目で評価しています。そもそもウィルトンカーペットの製造メーカーは国内に数社しかなく、オリジナル性の高いカーペットであると言えますが、それに加えて、弊社オリジナルの織り方や、オリジナルの糸、特許糸を使用したものを、オリジナル性が高いと評価しています。
