DICTIONARY
Fisherman’s Courtの幅・長さって?
堀田カーペットのラグブランドである「Court」。
様々な国のウール素材をつかい、ウィルトン織機・ハンドタフテッド、それぞれの工法の特徴を生かしたラグを、現在は4シリーズで展開しています。
そのうちの一つ「Fisherman’s Court」は、ブランドの第一弾として発表されたシリーズで、その名の通り、フィッシャーマンズセーターの特徴である凹凸の編み柄を、織りで表現したラグです。
6色10サイズで展開
Fisherman’s Courtの幅と長さ
弊社のECサイトでは、W(幅)とL(長さ)を表記しており、どちらが幅でどちらが長さかというご質問をいただくことがあります。専門的な見方になってしまいますが、ウィルトンカーペットでは織機の横幅が「幅」となり、織りをすすめていく方向が「長さ」という考え方をしています。
IVORY・CAMEL・GREYは縦縞に柄を配置した状態で、横が幅、縦が長さとなります。
NAVY×IVORY・CAMEL×IVORYは、白い線が横向きになるように配置した状態で、横が幅、縦が長さとなります。
無地調のNAVY、均一な織柄のKHAKIBROWNも、幅側と長さ側があります。この柄方向は、写真ではわかりづらいですが、織物の構造から判断するとわかりやすいです。
幅・長さ方向を、構造から判断する
パイルを見る
ウィルトン織機は「パイル織物」を製織できる機械です。パイルとは、布地に織り出された輪状の糸を指します。平面である織物に、パイルが織り上げられることで、カーペットのふかふかとした踏み心地がつくられています。
そのパイルは、「たて糸」で作られています。たて糸とは、織方向に対して縦にのびた糸を指します。
たて糸で織り上げられたパイルの輪が、縦方向にまたがって見えたとき、幅と長さを判断できます。この写真では、横方向が幅、縦方向が長さだとわかります。
無地調のNAVYも、パイルをみると幅・長さ方向の判断ができます。
置き方は自由
少しマニアックなところまでご説明しましたが、ご使用の際、柄をどのように配置するかはもちろんお好みです。
ですがパイルに注目頂くと、幅・長さ方向の判断だけではなく、Fisherman’s Courtの織柄が、織物のカーペットでしか表現できないテクスチャであることが、ご理解いただけると思います。